日本人だから口下手?
「言いたいことがあるのに、上手く伝えられない!」という悩みを持っている口下手な方は非常に多いです。
たとえば、パソコンを想像してください。
あなたが思いのままに情報を打ち込むだけで、それが人に読みやすい、わかりやすい文章となって画面に出てくるかとい言われれば、そうではありませんよね。
入力してから出力するまでの間には、加工・編集といった作業が必要になるわけです。
通常「書く」という作業では、入力の段階でほとんど加工作業も一緒に行っています。考え、悩みながら入力しているはずです。ところが「話す」ということは、声に出す前のほんのわずかな時間で加工作業を終えないといけないわけです。
「話す」のは「書く」よりも何倍も難しいことなので、
「言いたいことが上手く伝えられない」のは当然のことなのです。
話し上手な演説やスピーチは、きちんと前もって加工作業をしており、十分な練習と慣れがあるからこそ、上手くできたかのように見えるわけです。
「言いたいことを頭の中で整理する」ことも訓練(=慣れ)すれば、もちろん速くなります。幼い子供が徐々に話せるように、後からジワジワと効いてきます。日常生活でも頭の中で整理してから話す習慣を身につけていれば、すぐに身につくでしょう。
余談ですが、日本は「言いたいことを整理する訓練」を教える機会が少なすぎるのが、口下手の原因とも言われています。アメリカやイギリスでは、子供のうちから、スピーチやディベートという形の教育がなされているんですね。
しかし、日本は義務教育でマニュアル(教科書)どおりに習うことが当たり前になってしまい、自分で創造して人前で発表する機会が非常に少ないです。当然、その結果として、社会にでてから「日本人の9割は、人前で話すとなると突然、口下手になってしまう」という現象が起きてしまっています。